カラー現像。コダック編。

どーも、フォトグラファーの大野智嗣です。

白黒現像&プリント&カラープリントは全て自スタジオで行なっている訳なんですが、カラーの現像のみ大体ラボ出しでした。
で、カラーも自スタジオで現像した方が圧倒的に効率良いだろう、って事で、カラー現像始めました。

方法は、本来カラーネガを作るうえで必要な薬品では無いプロセスなので、余り参考になりませんが、出来上がるその偶然性こそ写真かな、って。

仕様薬品はコダックのエクタカラーRA。発色現像・漂白定着ともにこれ。あ〜それは駄目だねぇ、って声が沢山聞こえてきそうなので、駄目だねぇって思った方は無視して下さい。
選択理由は、一番てっとり早く手に入るから。それだけ。

500ml作成の一応処方としては、、、

発色現像
40度の100ml位のお湯を用意して、
a液を10ml
b液を5ml
c液を10ml
で、スターター液を6ml。
で、500mlに足りない分を補充。30度にする。

漂白定着
40度の100ml位に
a液を、37ml
b液を50ml
で、足りない分を補充。

現像タンクにフィルムを詰めた後は、
30度水   :30秒 予備水洗(タンクの温度を安定させるためにやってます)
30度現像液 :7分 発色現像(初めの一分は撹拌し続けて、その後一分ごとに10秒撹拌)
30度水   :30秒 水洗(多分必要無いですが、一応)
30度発色定着:7分 発色定着液(初めの一分を撹拌。その後一分ごとに10秒撹拌)
水道水水洗  :5分 じゃーってキレイにしてます。
フォトスポンジで丁寧に水滴を取り、乾燥。(ドライウェルなどは、余り好きでは無いので使いません)

良く、カラーは難しいなんて聞きますけど、多分カラーをやった事無い人の都市伝説だと思います。
30度をキープ出来れば寧ろモノクロより簡略化出来るはずです。

今の所問題無くプリントまでしております。プリントにはCP31というプロセッサを使用してるので、又別の機会にでも。
取り敢えず今日の一枚。

Hasselblad 503cx
planar 1:2.8 80mm
Kodak EKTAR100
developing-13-2


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