真実を写す、心を動かす。

『真実を写すから写真。』

果たして、そうでしょうか?ども、フォトグラファーの大野智嗣です。
加工なりが当たり前になってる平生に、写真こそ真実が写ってる!と思っている人の方が少ない気がする。
毎日大量の写真が消費され、ネット上には誰が撮ったか分からない名作がうようよ。
そんな中、今を残すという事で、プロに写真を依頼する方の数も減っている。

機材は進歩して、プロで有る必要の無い現場も増えて来た。
だからこそ、稀に、ここで自分が撮ってる意味ってあるのか?とかくだらない事を考えてた時期が有り。。
でも、写真を納品してお礼の言葉を頂いたりすると、そんな事を考えていた自分が恥ずかしくなる。
少なからず自分の撮影に関しては、何かしら気に入って来てくれている訳で、勝手に葛藤してるだけだ、と。
まぁ、少しの時が過ぎ、また写真を見てくれている姿、何十年か後に、家族で写真を見てくれている風景。

それこそが、写真の真実であり、ネット上では見つからない、記録なのかな、って。

現像-196
leica M8 + summicron3.5cm

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